当てはまる用語はありません。
あ行
- アイブラックあいぶらっく
目の下に付ける、黒いシールなどのことです(アイパッチとも呼びます)。2026年の競技者必携の改訂で、全軟連の試合で使えるようになりました(用具・装具に関する事項)。
関連する条文:全軟連 競技者必携2026
- アピールプレイあぴーるぷれい
走者の塁の踏み忘れや、フライが捕られた後のリタッチ忘れなどを、守備側が走者か塁にタッグして審判員に申し出て、アウトにしてもらうプレイです。審判員は違反に気づいていても、アピールがなければアウトにしません。アピールは次の投球やプレイ(プレイの企てを含む)の前、イニングが終わるプレイなら投手と内野手全員がフェア地域を離れる前に、アピールだと分かる言葉や動作で行い、ボールを持って偶然塁を踏んだだけではアピールになりません。
関連する条文:公認野球規則 5.09(c)
- インフィールドフライいんふぃーるどふらい
無死か一死で、走者が一・二塁か満塁のとき、内野手が普通の守備で捕れるフェアの飛球(ライナーとバントの飛球を除く)のことです。審判員はすぐに宣告し、宣告された打球がフェアなら、捕っても落としても打者はアウトで、ボールインプレイのままなので、走者はふつうのフライと同じように、危険を承知で進めます。ベースラインの近くの打球には「インフィールドフライ・イフ・フェア」と宣告し、ファウルになったらふつうのファウルと同じに扱います。
関連する条文:公認野球規則 定義(インフィールドフライ)・5.09(a)(5)
- エンタイトルツーベースえんたいとるつーべーす
フェアの打球が地面に触れた後、はずんでスタンドに入ったり、フェンスを越えたり、フェンスの下やすき間を抜けたりしたときなどに、打者と走者に2個の塁が与えられることです。ボールデッドになり、たとえば走者一塁なら、打者は二塁、一塁走者は三塁まで進めます。塁が与えられても、打者と走者は塁を順に踏んで進まなければなりません。
関連する条文:公認野球規則 5.05(a)・5.06(b)(4)(F)
- オブストラクションおぶすとらくしょん
- → 走塁妨害
か行
- 学童部がくどうぶ
全軟連の部の一つで、小学生のチームが登録する部です。6回戦と1時間30分の時間制限、投手の投球数(1日70球・4年生以下60球、1週間210球・4年生以下180球)、塁間23m・投手板から本塁まで16mなど、学童部だけの決まりがあります。中学生は少年部で、たとえば1週間の投球数は350球までと、決まりが違います。
関連する条文:全軟連(学童部)
- 監督かんとく
チームの行動に責任を持ち、審判員や相手チームとのやりとりでチームを代表する人です。全軟連では2026年から、学童部・少年部・女子の大会の監督とコーチは18歳以上(それまでは20歳以上)になりました。ストライク・ボールのような審判員の判断による判定には異議を唱えられず、規則の適用を誤った疑いがあるときだけ、その判定をした審判員に正しい裁定を求められます。
関連する条文:公認野球規則 定義(監督)・8.02・全軟連 競技者必携2026
- キャッチきゃっち
- → 捕球
- 球審きゅうしん
捕手の後ろに位置し、試合の進行全体に責任を持つ審判員です。ストライクとボール、フェアとファウル(塁審が受け持つものを除く)、打者に関する判定などを行い、試合の没収を決められるのは球審だけです。1つのプレイで審判員の判定が分かれたときは、球審が審判員だけを集めて協議し、どちらの判定を生かすかを決めます。
関連する条文:公認野球規則 8.03
- 競技者必携きょうぎしゃひっけい
全軟連が、公認野球規則に加える独自の決まりや、試合の運営・審判についての取り決めをまとめた本です。学童部の6回戦と時間制限、投球数制限、12秒・20秒ルール、臨時代走などは、ここに載っています。毎年のように改訂されるので、その年の改訂(2026年は1週間の投球数制限や、監督・コーチの年齢など)を確かめておきます。
関連する条文:全軟連 競技者必携2026
- グラウンドルールぐらうんどるーる
球場の状態に合わせて決める、その球場だけの特別な決まりです(たとえば、競技場にあふれた観客の所へ入った打球や送球の扱い)。公認野球規則では、ホームチームの監督が示した決まりを相手の監督が受け入れれば有効になり、受け入れないときは、球審が規則に反しない範囲で決めます。学童の試合では、柵越えの打球の扱いなどを、試合前に球審と両チームで確かめておきます。
関連する条文:公認野球規則 4.05
- 牽制球けんせいきゅう
投手が、塁にいる走者をアウトにするために、その塁へ送球することです。投手板に触れている投手は、送球の前にその塁の方へまっすぐ踏み出さなければならず、一塁や三塁へ投げるふりだけをして投げないとボークになります(走者のいる二塁への偽投は認められます)。学童部の投球数制限では、牽制球は投球数に数えません。
関連する条文:公認野球規則 5.07(d)・6.02(a)・全軟連(学童部)
- 公認野球規則こうにんやきゅうきそく
アメリカの規則(Official Baseball Rules)をもとにした日本の野球の基本の規則で、日本野球規則委員会が改正しています(このサイトは2026年度の改正にもとづきます)。全軟連の試合は、この規則に全軟連の決まり(競技者必携)を加えて行い、【注】でアマチュア野球は所属団体の決まりによるとされている所は、全軟連の決まりで行います。日本語の全文はインターネットで公開されていないため、このサイトの出典リンクは英語の原文(2026年版)を指しています。
関連する条文:公認野球規則(2026年度改正)
さ行
- サングラスさんぐらす
全軟連では2023年から、投手もサングラスを使えるようになりました。ただし、投手はミラーレンズ(鏡のように光を反射するレンズ)のものは使えないので、試合前の用具の確認で確かめます。
関連する条文:全軟連(よくあるご質問)
- JSBBマークじぇいえすびーびーまーく
- → 全軟連
- 四球しきゅう
球審に「ボール」を4つ宣告された打者に、一塁が与えられることです(フォアボール)。ボールインプレイのままで、打者は一塁まで行って触れる必要があり、ほかの走者は押し出されるときだけ、アウトにされずに次の塁へ進めます。2026年から、四球や死球の打者がレッグガードなどの防具を外すときは、本塁のまわりで外してから一塁へ向かうことになりました。
関連する条文:公認野球規則 5.05(b)(1)・全軟連 競技者必携2026
- 死球しきゅう
打とうとしていない打者の体(ユニフォームを含む)に投球が当たることで、ボールデッドになり、打者に一塁が与えられます(ヒット・バイ・ピッチ)。ただし、ストライクゾーンの中で当たればストライク、ゾーンの外でも打者がよけようとしなかったときはボールとし、どちらも一塁は与えず、ボールデッドで走者も進めません。頭部に当たったときは、本人が大丈夫と言っても、球審は程度に関係なく臨時代走の処置をとります(2025年からの全軟連の決まり)。
関連する条文:公認野球規則 5.05(b)(2)・全軟連 競技者必携2025
- 12秒・20秒ルールじゅうにびょうにじゅうびょうるーる
投手は、走者がいないときは12秒以内、いるときは20秒以内に投球動作を始めなければならないという全軟連の決まりで、違反したら球審はすぐに「ボール」を宣告します。時間が過ぎたら、二塁塁審(または三塁塁審)が「タイム」をかけ、頭の上で大きく手首をたたいて球審に知らせます。タイムの後に投手が投げても、それ以後のプレイは無効ですが、学童部ではその球も投球数に数えます。
関連する条文:全軟連 競技者必携2025・2026
- 主審しゅしん
- → 球審
- 守備妨害しゅびぼうがい
攻撃側の選手やベースコーチなどが、プレイをしようとしている野手を妨げることです。たとえば、走者が打球を処理しようとする野手をよけずに妨げたら、わざとでなくても走者はアウトで、ボールデッドになります(正しく占めている塁に触れていたときは、わざとでなければアウトにしません)。打者が打席から出るなどして本塁での捕手の守備や送球を妨げたときも、打者はアウトです(その送球で進もうとした走者がアウトになったときなどを除く)。
関連する条文:公認野球規則 定義(インターフェア)・6.01(a)・6.03(a)(3)
- ストライクゾーンすとらいくぞーん
本塁の上の空間で、上は肩の上端とズボンの上端の中間、下はひざ頭の下のくぼみの高さです。高さは打者が投球を打ちにいくときの構えで決め、打たなかった投球でも、地面に触れずにボールの一部がゾーンを通ればストライクです。学童部では2022年から一般用のホームベースを使っているので、ゾーンの幅もその大きさで見ます。
関連する条文:公認野球規則 定義(ストライクゾーン)・全軟連(学童部)
- セットポジションせっとぽじしょん
軸足を投手板に触れ、自由な足を投手板の前に置いて打者に向かい、ボールを両手で体の前に持って完全に止まる投球姿勢です。走者がいるときに完全に止まらずに投げたらボークで、止める位置は体の前ならどこでもよいのですが、同じ打者の間は同じ位置で止めます(2026年の競技者必携)。走者がいるとき、軸足を投手板に平行に触れて自由な足を前に置く構え(ハイブリッドポジション)は、打者が打席に入る前などにワインドアップで投げると審判員に申告しない限り、セットポジションとみなされます。
関連する条文:公認野球規則 5.07(a)(2)・6.02(a)(13)・全軟連 競技者必携2026
- 全軟連ぜんなんれん
公益財団法人 全日本軟式野球連盟の略で、軟式野球の全国組織です。小学生の学童部、中学生の少年部、一般などに分かれ、公認野球規則に加える独自の決まりを競技者必携で定めています。ヘルメットやマスクなどに付く「JSBBマーク」は、全軟連が公認した証で、ヘルメットを塗り直すときも消してはいけません。
関連する条文:全軟連(よくあるご質問)
- 走塁妨害そうるいぼうがい
ボールを持たず、ボールを処理する行為もしていない野手が、走者の進むのを妨げることです(オブストラクション)。妨げられた走者にプレイが行われていたときや、一塁に触れる前の打者走者が妨げられたときは、すぐにボールデッドにし、その走者には最後に正しく触れた塁から少なくとも1個先の塁を与えます。プレイが行われていないときは、プレイが止まってから「タイム」をかけ、妨害がなければ進めたと思う塁を与えるなどの処置をします。
関連する条文:公認野球規則 定義(オブストラクション)・6.01(h)
た行
- タイブレークたいぶれーく
同点で勝敗が決まらないときに、選手の健康を考えて、走者を塁に置いた状態から回を始めるなどの特別な方法で勝敗を決める延長戦です(特別延長戦)。学童部では、6回を終えて同点のときや、試合開始から1時間30分がたった後の均等回を終えて同点のときに、タイブレークで勝敗を決めます。タイブレークになっても投球数は数え直さず、投手は1日の上限(70球、4年生以下は60球)の中で投げます。
関連する条文:全軟連(学童部)
- タイムたいむ
審判員がプレイを一時止めるときの宣告で、「タイム」から球審の「プレイ」までの間はボールデッドです。プレイが続いている間は、照明が消えてプレイが見えなくなったときと、事故で走者が与えられた塁まで進めないときを除いて、審判員はタイムをかけません。投手がワインドアップを始めたりセットポジションをとったりした後は、打者や攻撃側に求められても、「目にごみが入った」などどんな理由でもタイムをかけません。
関連する条文:公認野球規則 5.12・5.04(b)(2)
- 打撃妨害だげきぼうがい
捕手などの野手が、打者が投球を打つのを妨げることで、たとえば、スイングしたバットが捕手のミットに当たった場合です。打者には一塁が与えられますが(一塁まで進んで触れることが必要)、打者が安打などで一塁に達し、ほかの走者も全員1個以上進んだときは、妨害に関係なくプレイが続きます。妨害の後にプレイが続いたときは、攻撃側の監督が、妨害のペナルティを断ってプレイの結果を選べます(プレイが終わったらすぐに球審に伝えます)。
関連する条文:公認野球規則 6.01(c)・5.05(b)(3)
- 打者走者だしゃそうしゃ
打撃を終えた打者を、アウトになるか、走者になったそのプレイが終わるまでの間、こう呼びます。一塁は駆け抜けてもよく、すぐに一塁へ戻ればタッグされてもアウトになりませんが、二塁へ進もうとしたらタッグでアウトになります。打者走者が一塁に触れる前にアウトになって第3アウトになったときは、そのプレイの間に本塁に触れた走者がいても得点になりません。
関連する条文:公認野球規則 定義(打者走者)・5.09(b)(11)・5.08(a)
- 打順の誤りだじゅんのあやまり
打つ順番ではない打者(不正位打者)が打つことで、その打撃が終わった後、次の投球やプレイの前に守備側がアピールすれば、本来打つべき打者(正位打者)がアウトになり、その打撃による進塁や得点は取り消されます。不正位打者の打撃の途中なら、正位打者が代わってカウントを引き継ぎ、次の打者に1球が投げられた後は、不正位打者の打撃が正しいものになります。審判員は、打順の誤りに気づいても、だれにも知らせません。
関連する条文:公認野球規則 6.03(b)
- タッグたっぐ
ボールを確実に持った野手が、ボールそのもの、またはボールを持った手やグラブで走者に触れることです(ボールを持って体で塁に触れることもタッグといいます)。ボールを持っていない手や、ボールに触れていない空のグラブで触れたり、触れると同時かすぐ後にボールを落としたりしたら、タッグになりません。タッグした後、送球しようとしてボールを落としたときは、タッグは成立しています。
関連する条文:公認野球規則 定義(タッグ)
- タッチアップたっちあっぷ
- → リタッチ
- ダートサークルだーとさーくる
本塁のまわりを丸く囲む、土の部分のことです。振り逃げができるのに気づかず、一塁へ向かわないでダートサークルを出た打者はアウトになります。シートノックのとき、ダートサークルの中にいたり出入りしたりする補助員は、ヘルメットをかぶります(2025年の競技者必携)。
関連する条文:公認野球規則 5.05(a)(2)・全軟連 競技者必携2025
- チェックスイングちぇっくすいんぐ
- → ハーフスイング
- デッドボールでっどぼーる
- → 死球
- 投球数制限とうきゅうすうせいげん
学童部の投手の肘や肩の障害を防ぐための決まりで、1日70球(4年生以下の投手は60球)まで、2026年からは1週間210球(4年生以下の投手は180球)までです。試合中に上限に達したときは、その打者の打撃が終わるまで投げられ、ボークでも打者へ投げた球は数えますが、牽制球や送球とみなされる球は数えません。投球数は大会本部が管理し、タイブレークになっても1日の上限の中で投げます。
関連する条文:全軟連(学童部)・全軟連 競技者必携2026
- 投手板とうしゅばん
投手が投球するときに軸足を触れておく、白いゴムの板です。学童部では、投手板から本塁までの距離は16mです(一般は18.44m)。軸足を投手板に触れないで打者へ投げると反則投球になり、軸足を投手板の後ろへ外すと、投手は内野手と同じ扱いになります。
関連する条文:公認野球規則 2.04・全軟連(学童部)
- 特別継続試合とくべつけいぞくじあい
- → 6回戦と時間制限
な行
- 日本野球規則委員会にほんやきゅうきそくいいんかい
- → 公認野球規則
は行
- ハイブリッドポジションはいぶりっどぽじしょん
- → セットポジション
- バッタースボックスばったーすぼっくす
打者が打つときに立つ、本塁の左右に引かれた区画です(打席)。区画のラインはボックスの中に含まれ、片足でもボックスの完全に外の地面につけたまま打つと、打球がフェアでもファウルでも打者はアウトです。全軟連の競技者必携では、打者はサインもボックスの中で見ることとし、アマチュア野球内規のバッタースボックスルールを守るよう求めています。
関連する条文:公認野球規則 5.04(b)(5)・6.03(a)(1)・全軟連 競技者必携2026
- バットの使用制限ばっとのしようせいげん
安全のため、学童部では2025年から、打球部にウレタンやスポンジなどの弾性体を付けた一般用のバットは使えません。同じ一般用でも、木製・金属製・カーボン製・複合のバットは使え、「少年用」のバット(子ども向けのバットの区分の名前で、中学生の少年部のことではありません)にはこの制限はありません。決まりに反するバットは試合から取り除き、使った後に分かったときは、打者はアウトにも退場にもならず、使う前に異議がなければそのプレイも取り消しません(2026年度改正の3.02の注)。
関連する条文:全軟連(学童部)・公認野球規則 3.02(2026年度改正)
- ハーフスイングはーふすいんぐ
打者がバットを振りかけて途中で止めること(チェックスイングとも呼びます)で、スイングしたかどうかを審判員が判定します。球審が「ボール」と判定したときだけ、監督か捕手が求めれば球審が塁審に判定を求め、塁審が「スイング」とすればストライクになります。確認の間もボールインプレイで、アマチュア野球では、バントのときも同じように、球審が塁審に助言を求められます(2026年の競技者必携)。
関連する条文:公認野球規則 8.02(c)・全軟連 競技者必携2026
- 反則投球はんそくとうきゅう
軸足を投手板に触れないで打者へ投げた投球と、打者が構える前に不意をついて投げる投球(クイックピッチ)のことです。走者がいないときはボールを宣告し(打者が安打などで一塁に達したときはそのままプレイ)、走者がいるときはボークになります。ボークと同じく、球審だけでなく塁審も宣告できます。
関連する条文:公認野球規則 定義(反則投球)・6.02(b)
- ピッチャーズプレートぴっちゃーずぷれーと
- → 投手板
- ヒット・バイ・ピッチひっとばいぴっち
- → 死球
- ファウルチップふぁうるちっぷ
バットに当たった打球が、鋭くまっすぐ捕手に飛び、捕手が正しく捕ったものです。ストライクで、ボールインプレイのままなので走者は盗塁もでき、2ストライク後なら打者はアウトです。捕手が捕れなければファウルチップではなく、ファウルボールになります。
関連する条文:公認野球規則 定義(ファウルチップ)
- ファウルボールふぁうるぼーる
本塁と一塁・三塁の間でファウル地域に止まった打球や、一塁・三塁を過ぎるときにファウル地域にあった打球、一塁・三塁より先で最初にファウル地域に落ちた打球などです。2ストライクになるまではストライクに数えますが、2ストライク後は、バントのファウルを除いてカウントは変わりません(捕手が正しく捕ったファウルチップは別で、ストライクです)。捕られなかったファウルはボールデッドで、走者は元の塁に戻ります。
関連する条文:公認野球規則 定義(ファウルボール)
- フェアボールふぇあぼーる
本塁と一塁・三塁の間でフェア地域に止まった打球や、一塁・三塁を過ぎるときにフェア地域にあった打球、一塁・三塁より先で最初にフェア地域に落ちた打球などです。一塁・二塁・三塁のベースに触れた打球や、フェア地域の上を飛んだまま競技場の外へ出た打球もフェアで、ファウルラインはフェア地域に含まれます。飛球は、ボールとファウルライン(ファウルポールを含む)との位置の関係で決め、野手がどこにいたかでは決めません。
関連する条文:公認野球規則 定義(フェアボール)
- フォアボールふぉあぼーる
- → 四球
- フォースプレイふぉーすぷれい
打者が走者になったため、塁にいた走者が次の塁へ進まなければならなくなったときのプレイです。このときは、ボールを持った野手が走者より先に次の塁に触れればアウトで、走者へのタッグはいりません。後ろの走者(打者走者を含む)が先にアウトになると、前の走者のフォースの状態はなくなり、アウトにするにはタッグが必要です。
関連する条文:公認野球規則 定義(フォースプレイ)・5.09(b)(6)
- 振り逃げふりにげ
第3ストライクを捕手が正しく捕れなかったとき、一塁に走者がいないか二死なら、打者が走者になり、一塁へ走れることです(一塁に走者がいて無死か一死なら、捕れなくても打者はアウト)。2ストライク後に地面に触れた投球を空振りしたときは、捕手が捕っても、正しく捕ったことにはなりません。一塁に着く前に打者か一塁にタッグされればアウトで、振り逃げできるのに気づかず、一塁へ向かわないで本塁のまわりの土の部分(ダートサークル)を出た打者もアウトです。
関連する条文:公認野球規則 5.05(a)(2)・5.09(a)(3)・5.09(a)(10)
- 捕球ほきゅう
飛んでいるボールを、手かグラブで確実につかみ、しっかり持ち続けることです(帽子・プロテクター・ポケットなどを使ってはいけません)。つかんだ直後にほかの選手や壁にぶつかったり倒れたりして落としたら捕球ではなく、完全につかんだ後に、送球のための持ちかえでグラブを開いて落としたときは捕球とみなします。野手が最初にボールに触れた瞬間から、走者は塁を離れてかまいません。
関連する条文:公認野球規則 定義(キャッチ)
- ボークぼーく
走者がいるときの、投手の反則の動作です。投手板に触れている投手が、投球の動作を途中でやめる、塁の方へ踏み出さずに送球する、ボールを落とす、セットポジションで完全に止まらずに投げる、などがボークで、ボールデッドになって各走者に1個の塁が与えられます。ただし、ボークの投球を打者が打つなどして一塁に達し、ほかの走者も全員1個以上進んだときは、ボークに関係なくプレイが続きます。
関連する条文:公認野球規則 定義(ボーク)・6.02(a)
- ホームランほーむらん
- → 本塁打
- ボールインプレイぼーるいんぷれい
プレイが続いていて、走者が進んだりアウトになったりできる状態です。球審が「プレイ」を宣告するとボールインプレイになり、「タイム」が宣告されるか、規則でボールデッドになるまで続きます。4つ目のボールによる四球や、捕手が捕ったファウルチップ、ハーフスイングの確認の間などは、ボールインプレイのままです。
関連する条文:公認野球規則 5.01(b)・5.12
- ボールデッドぼーるでっど
規則にもとづいてプレイが一時止まっている状態で、死球を指す「デッドボール」とは別の言葉です。「タイム」の宣告のほか、死球・ボーク・捕られなかったファウルなどでボールデッドになり、その間はアウトにすることも進塁も得点もできません(ボールデッドになる前の出来事で与えられた塁へ進むことは除きます)。投手がボールを持って投手板につき、球審が「プレイ」を宣告すると再開します。
関連する条文:公認野球規則 定義(ボールデッド)・5.06(c)・5.12
- 公認野球規則 定義(ボールデッド) の英語の原文(MLB Official Baseball Rules 2026) PDF 162ページ →
- 公認野球規則 5.06(c) の英語の原文(MLB Official Baseball Rules 2026) PDF 45ページ →
- 公認野球規則 5.06(c) の英語の原文(MLB Official Baseball Rules 2026) PDF 46ページ →
- 公認野球規則 5.12(a) の英語の原文(MLB Official Baseball Rules 2026) PDF 77ページ →
- 公認野球規則 5.12(b) の英語の原文(MLB Official Baseball Rules 2026) PDF 78ページ →
- 本塁打ほんるいだ
フェアの飛球が、そのまま競技場の外へ出た打球(柵越え)は本塁打で、打者と走者は全員、アウトにされずに本塁まで進んで得点できます(塁は順に正しく踏む必要があります)。ただし公認野球規則には、本塁から約76m(250フィート)より近い所で外へ出た飛球は二塁までとする決まりがあります。学童部の球場の標準は両翼70m・中堅85mで、76mより短い所もあるので、柵越えの扱いは試合前にグラウンドルールで確かめます。
関連する条文:公認野球規則 5.05(a)・5.06(b)(4)(A)
ま行
- マスクますく
捕手や球審が、顔を守るために付ける防具です。全軟連の試合では、捕手のマスクはSGマークとJSBBマークの両方が付いたものを使います(SG基準の義務付けは2025年から。連盟の通知では、審判員のマスクも同じ扱いです)。投球が捕手や球審のマスクに挟まって出てこなくなったときは、ボールデッドで走者に1個の塁が与えられます(第3ストライクか4つ目のボールなら、打者にも一塁)。
関連する条文:全軟連(よくあるご質問)・公認野球規則 5.06(c)(7)
や行
- 野球規則やきゅうきそく
- → 公認野球規則
ら行
- リタッチりたっち
フライが捕られたときなどに、走者が元の塁に触れ直すことです。走者は、野手が最初にボールに触れた瞬間から塁を離れてよく、塁の後ろから助走して出ることは認められません。触れ直さずに進んだ走者は、元の塁か走者がタッグされたうえで守備側がアピールすると、アウトになります。
関連する条文:公認野球規則 5.09(c)(1)
- 臨時代走りんじだいそう
試合に出ている選手が、仲間の代わりに一時的に走ることで、公認野球規則では認めていませんが、全軟連の試合では競技者必携の決まりで行えます(選手の交代ではないので、走ってもらった選手も試合に残ります)。打者が頭部に死球を受けたときは、本人が大丈夫と言っても、程度に関係なく球審が臨時代走の処置をとります。代走には、出場している9人のうち打順が1つ前の選手(投手と、投手を兼ねるDHを除く)が出ます。
関連する条文:全軟連 競技者必携2025・2026・公認野球規則 5.10(e)
- 塁間るいかん
塁と塁の間の距離のことです。学童部の球場は塁間23m、投手板から本塁まで16mで、一般の球場(塁間27.431m、投手板から本塁まで18.44m)より小さく作られています。一般用のグラウンドを使うときは、塁や投手板が学童部の距離に置かれているかを、試合前に確かめます。
関連する条文:全軟連(学童部)・公認野球規則 2.01
- 塁審るいしん
球審と組んで、塁でのプレイを判定する審判員です(一塁塁審・二塁塁審・三塁塁審)。球審が受け持つものを除いて塁での判定をすべて行い、「タイム」・ボーク・反則投球は、球審と同じように宣告できます。全軟連の12秒・20秒ルールでは、時間が過ぎたら二塁塁審(または三塁塁審)が「タイム」をかけ、頭の上で手首をたたいて球審に知らせます。
関連する条文:公認野球規則 8.03(b)・全軟連 競技者必携2025
- 6回戦と時間制限ろっかいせんとじかんせいげん
学童部の試合は、2022年から全国一律で6回戦とし、試合開始から1時間30分の時間制限も設けています(4年生以下の大会は5回戦)。6回を終えるか、1時間30分を過ぎた後の均等回(表と裏がそろった回)を終えるか、先に来た方で試合を決め(後攻がリードしている裏に1時間30分を過ぎたら、その打者の打撃が終わって終了)、同点ならタイブレークで勝敗を決めます。暗くなったり雨が降ったりして中止になったときは、5回を終えていれば試合は成立し、5回に満たないときや、5回か1時間30分を過ぎて同点のときは、翌日の第1試合の前に特別継続試合を行います。
関連する条文:全軟連(学童部)
わ行
- ワインドアップポジションわいんどあっぷぽじしょん
軸足を投手板に触れ、打者に向かって立つ投球姿勢です。投球の動作を始めたら、途中でやめたり変えたりせずに投げなければならず、実際に投げるときに、自由な足を後ろへ1歩、前へ1歩踏み出せます。走者がいるとき、軸足を投手板に平行に触れて自由な足を前に置く構えはセットポジションとみなされますが、打者が打席に入る前に申告すれば、ワインドアップとして投げられます(打撃の途中でも、攻撃側の選手が交代したときや、走者の位置が変わったときは、次に投げる前なら申告できます)。
関連する条文:公認野球規則 5.07(a)(1)・5.07(a)(2)・全軟連 競技者必携2026